EXPO 2025 大阪・関西万博。
何とかギリギリ滑り込めて、9月の末に万博に行った。
パビリオンは混んでいて並ぶのも制限がかかるほどだったのでほとんど入ることができなかったが、建物を外から見るだけでも面白かったし、国によっては外からパフォーマンスが見られるようにしてくれているところもあり、大屋根リングにはしっかり上ることができたので、行って良かったなと思う。
ゲートに並んでいた時の小話
絶対ゲートで並ぶなと思っていたので、おにぎりを持って行っていた。
万博数回目です、という様子の猛者たちも、サンドイッチやらハンバーガーやらを持って並んで、並んでいる間に小腹を埋めていたので大正解だったなと内心ガッツポーズだった。
おにぎりは海苔があるので手が汚れにくいし、サンドイッチやハンバーガーは包みがあるので食べやすい。
皆いろんな食べやすいものを食べている中、551の肉まんを食べている猛者が居た。
肉々しくてしくて美味しい大阪土産の定番だが、とにかく匂いの拡散力が凄い。
箱に入っているため包みがなく、触ると手が結構オイリーになるのと、しっかり匂いが移る、大阪人から考えても家で食べる向きの食べ物である。
どうやら府外から来られた方だったようで、「初めて食べたけど美味しい」と気に入っていただけた様子。
大阪人として嬉しかったけど、「手、大丈夫かな」と心配にもなった。
(ウェットティッシュをお持ちだったようなので安心した。)
私は肉まんには何もつけないか、からしを付けて楽しむタイプだが、551の肉まんだけはポン酢+からしをお勧めする。
調べてみたところ、どうやら期間限定だったらしいのだが、実際に551がポン酢付きで販売していたことがあるのだ。
さっぱりした酸味と、醬油ほど強くない味付けが、しっかりした551の肉の油と合うので、ぜひ試してみてほしい。
ゲート前で思わず笑ってしまったのは、近くにいた赤ちゃんの様子だった。
あの日は大分涼しい日だったのだが、それでもまだ暑さの残る日で、ずっとお父さんに抱っこされている赤ちゃんはさぞ暑かっただろう。
とても大人しい子で時々ぐずることはあったが、汗やよだれを拭いてもらったり、ハンディファンで風を当ててもらうと、サッと大人しくなる。
暴れたり泣いたりすることなく静かにしていたので、これは親御さんは助かるだろうなあと思っていた。
何度目かのぐずりの時、お母さんが「おやつ欲しいんかなぁ?」と言ったときの、赤ちゃんの顔が忘れられない。
「え?まじで言ってる?」
の顔だった。
暑い中長時間抱っこされて並んでいるのが嫌なのに、完全に赤ちゃん扱いで的外れなことを言われて唖然としているように見え、本当に可愛くて笑ってしまいそうだった。
あの後少しでも快適に万博の空気を吸ってくれていたらいいなと思う。
英国館のフィッシュアンドチップス
めちゃめちゃ混んでいた万博で、パビリオンにも食事にもなかなかありつけない中、なぜか英国館のレストランの列が、ちょっと並んだらご飯をゲットできそうなくらいすいていた。
テイクアウトができたのと、店内で食べる列とテイクアウトの列が分けて管理されていて、スムーズにオペレーションしていたからかなと思う。
私は昔英国展でフィッシュアンドチップスを食べたときからフィッシュアンドチップスが好きなので、迷いなく列に並んでテイクアウトでゲットすることができた。

フィッシュフライとポテトに、レモンとタルタルと、グリーンピースのマッシュがついていた。
開けたときは「こんなもんか」と思っていたが、フライの下にポテトがぎっしりだったので、めちゃめちゃしっかり量があった。
お好みで調味料を付け食べると、程よい塩味。
食べ応えがあるのに柔らかくふわふわのお魚で、今まで食べたフィッシュアンドチップスの中で一番美味しかった。
私は豆が特段好きなわけではないのだが、グリーンピースのマッシュが魚に合っていてめっちゃくちゃ美味しかった。
家で作れないか、今度試してみたいと思う。
並んでいた時に認識したのだが、万博内で背の高い折りたたみいすを使っている人がいて、「今そういうのあるんだ……!」と感動した。
膝を折らずに座ることができ、畳むのも簡単そうなので、すごくよさそうだった。
今後何か、外レジャーで椅子いるかもな、というときに買ってみたいと思う。
大屋根リングに上ったよ
下から見る大屋根リングはとにかくでかい。
しっかりした太さの木の柱がそびえたっている様子は壮観だった。
木造なのが素晴らしく、迫力がある足元なのにどこか温かみと、人が少なければ居心地がいいんだろうな、と思わせる空気があった。
抱いた気持ちのイメージとしては開いた状態の押し入れの中で本を読んでいるような感じに近い。
やっぱ木っていいよな。

たまたま運がよく大屋根リングへのエスカレーターが空いていたので上ることができた。
床に一つ目のぷよぷよみたいなのがたくさんいて可愛かった。
ミャクミャクでもないこの子達に名前はないのだろうか……いろんなところにモチーフとして登場するが、とても可愛いので、これはこれでグッズが欲しい。


大屋根リングは歩ける部分の高さが約20mらしい。
風が通るからか高さのせいか、地上よりやや涼しいと感じた。
スカイウォークと呼ばれる歩いて回れる場所からは、見事な花畑が見られた。
事前情報ほぼ無しで訪れているので、人口のそれだけ高い建物の上に、こんなに花が咲いているとは思わなかった。
周りに海と空しかない開けた場所で、空と花畑とのコントラストが美しく、肺いっぱいに心地よい空気を吸い込める感じが凄く気持ちよかった。

一番上からは大阪湾と大阪灯台が見渡せる。
この日は曇り空だったが、空の近い感じと夕日が美しく、長く見ていたいという気持ちになった。

この時間帯、スペイン館では外からも見える位置でフラメンコのパフォーマンスがやっていた。
大屋根リングの上からは、数多あるパビリオンを高い位置から見ることができ、それもとても面白かった。
万博も終わり、各パビリオンや大屋根リングは取り壊されるとのこと。
素晴らしい木材や建物が、今後何かに再利用されたらいいなあだとか、大屋根リングは一部上れるのが残ると面白いけどお金がかかって厳しいだろうなあとか、思うところはいろいろある。
エリアが広く混んでいて、とにかく帰りは疲れて足が痛かったけれど、今写真を見たると、海辺のあの高さで吸った空気が肺に入る感じを思い出せる。
体験できたものは万博の中の1/100にも満たないかもしれないが、足を運んでよかったと思える、良い経験だった。


