私はご飯が好きだ。
朝昼は抜けても晩ご飯はしっかり食べたいタイプだ。
以前糖質を減らすダイエットをしていて、夜の炊き立てご飯を控えてオートミールを食べるようにしていたら、ものの2週間でメンタルが弱ったことがある。
そんなメンタルを回復させたのは、白ご飯とお味噌汁だった。
仕事を終えた後の疲れた身体と心に染みわたるものが必要な人間なのだ、とあの時強く思い知った。
しかし今の私は減量したいと思っている最中で、モリモリご飯を食べてはいけない。
だというのについつい見栄えを優先してお皿におかずを盛るのである。
情けないことに、いつも腹八分目を越えてしまう食への執着心と自制心の無さとあわせもっている。
せっかく胃が小さいのに満腹か、それを越えるほど食べてしまって、食後の私は牛だ。
どうしたものかなと思っていたところ、久々に足を運んだ書店で「からだ整えおにぎりとみそ汁」というレシピ本を見つけた。
おにぎりって、白ご飯をお茶碗に盛るよりは当然作るのに手間がかかるが、そのかかった手間以上に、食卓に並んだときの「ちゃんとした食事感」が出ると思う。
おにぎり自体に具が入っているので、添えるのもお味噌汁だけで済むし、気が向いた時に卵焼きなんかの副菜があれば上等だ。
副菜を作る手間に比べればなんてことない。平日でも作れそうだ。
平日に、手軽に、ちゃんとした感のある食事が食べられて、なおかつ食事の量を調整しやすい。
「これだー!」と思い、さっそく先日おにぎりを作ってみた。
この日は冷蔵庫の中を見て、適当に具を集めてきた。

梅と紫蘇のおにぎり
ツナのほうれん草のおにぎり
卵焼き
とろろ昆布のお味噌汁
安定の梅と紫蘇。
紫蘇はベランダでできたものを収穫して入れてみた。
ツナとほうれん草のおにぎりは、ほんのちょっと醤油で味付け。
ほうれん草はもう少し多くてもよかったかな。
しっかり和風の香りで美味しかった。
幸せ。
まだおにぎり晩ご飯一回目なので、「凝っている」と言えるほどではないな、と先日母に「おにぎりに凝ろうとしている」と言ったら、凄くニヤニヤした顔で「適切な表現をしている」と笑われた。
これから凝るから任せてくれ。