先日ピクミン4が発売された。

小学生の頃に1をプレイしたのが最初で、2もプレイした記憶がある。
3は残念ながら未プレイなので、一作品飛ばしての久々のピクミンだ。

グラフィックも格段に綺麗になっているはずなのだが、ゲームキューブは当時グラフィックが綺麗なゲームが多かったように記憶していて、記憶の美化も合わさって「懐かしさ」のようなものを強く感じている。
とりわけ強く「あの頃」を感じるのが、敵を前にした時の「ピクミン喰われたらどうしよう……」という不安からくる心臓のギュっとする感じとドキドキだ。
感性が昔と変わらないのか、単に肝が小さいのか、「この感じ小学生の頃に味わったのとまったく同じだ……」と思うくらい、ハラハラするし敵が出てくるとすぐにパニくった動きをする。
よく言えばしっかりと初心に戻っているとも思えるが、覚えている限り、当時はラスボスを倒した時点でも変わらずビビりちらかしていた。
ピクミンが食べられてしまうと「ごめん😭😭😭」としばらく引きずり、今作は時間を戻せると聞いて食べられる前に時間を戻しても「本当にこれでよかったのだろうか……🥲」とパラレルワールドで食べられたピクミンの記憶を引きずっている。
横で2Pとして石を投げつけ手伝ってくれている弟には、「ねーちゃんピクミン向いてなさすぎ」と言われる始末である。
私もそう思う。
でもピクミンは可愛い。
任天堂独特の、ちょっとダークな設定も健在でユーモアが効いているし、一つ一つの動きや細かな作りを見るのも楽しい。
あの頃苦手だった(今も変わらないが)敵達も懐かしいし、しっかり怖かった記憶を思い出させてくれる。
「チャッピーも普通に生きてるんよな、こっちを攻撃してくる敵だから倒すけど……」と自然の摂理に思いを馳せたり、時間切れで回収しそびれた死骸を見つけて「ちゃんと回収しなきゃ」とせめてもの慈しみを覚えたりもする。
効率とはかけ離れたプレイをしているが、ピクミンと一緒に戦い、慌てて冒険をする没入感を楽しんでいる。